かんがえる時間もエネルギーもない人へ

くらし

いくら家計管理をちゃんとした方がいいと言われたところで、そんな時間もエネルギーもありません。という方、多いのではないでしょうか。
まずは時間とエネルギーの確保から始めてみませんか。

そのためにやった方がいいことをいくつかご紹介。

毎日当たり前になっているルーティンの中には、なんとなくでやっているだけのものも意外にあるもの。
よく考えたら不要なものや、ことを省けるよう一日のルーティンを紙に書き出して見直してみてください。
なにかを始める前には、なにかをやめてからやるのが、無理なく続くコツだと思います。

時間がない=今やっていることよりも優先順位が低い
という解釈もできます。
これを知った時は、耳が痛い思いでした。

本当に自分の人生を満ちたものにしたいのなら、一度立ち止まって「いる・いらない」を考えることが重要だと思います。

1・情報の断捨離

朝の通勤時間になんとなく見ていたテレビのニュース番組。
往復で毎日40分、YouTubeでの勉強時間に切り替えました。
家の中でも家事をしながら、片耳イヤホンをしてラジオ感覚で聞いています。
完全に理解しなくても、なんとなくの感覚でもつかめたらラッキーくらいの気持ちで続けています。

スマホを触りだすとついSNSや動画を見続けてしまいます。
インスタは設定画面から1日の利用時間を決めておくと見ている最中に「閉じる時間だよ」と知らせてくれます。
1日の利用時間の平均も出るので、こんなに見ているのか!と戒めに確認しています。
自制が効かない自分を前提に置くことで対策を考え、決めた時間内で楽しむようにします。
企業もインフルエンサーもYouTuberも本気でマーケティングしていますので、甘く見てはいけません。
自分の時間を確保するには強い意志が必要な時代です。

スマホの不要なアプリの削除もおすすめです。

2・めざせミニマリスト

なんとなく捨てれない洋服をまずはリセット。
ひとつひとつを判断するというより、基本形を作ってからそれ以外を除去するイメージで管理しています。
例えば下着や靴下は洗い替えも考えて3セットあれば十分。
ジーンズはゆるめなのと細身なのとふたつ。
必要以上に持ちすぎると何を持っているのかも覚えていられないので、頭の中をすっきりさせるためにやっています。

捨てることへの抵抗がある人はリサイクルもおすすめです。
ユニクロや無印良品は引き取りもやってくれるので、買い物に行くときに着なくなった服を持っていっています。
ユニクロではダウンの持ち込みで500円のデジタルクーポンを出すことも。
最近は着なくなったダウンを2枚リサイクルに持っていき、1000円分のクーポンをもらいました。

洋服以外も、思い出の品やこどもの製作など増えていくばかりなので、まずは本当に必要なモノ以外は家に入れないことも重要です。

うちのパパさんがアマゾンユーザーで、セールなんかがあると
「これよくない?」
とか言って見せてきます。
「見るまで必要性を感じてなかったんだよね?」
あったら便利は、なくても大丈夫だよ!」
とクールな対応をすることがほとんどです。
そうやってモノを増やさぬように私が気を遣っていても、オンラインのクレーンゲームで取ったぬいぐるみや便利家電(チープで結局使っていない)やお菓子(箱が缶やプラ箱で捨てれない!)が毎週末届いていた時は発狂しましたね~。
「こどもが喜ぶかなと思って」
「女の子ふたりやけんぬいぐるみもすきやろ」
などと正当化していましたが、私はぶち切れです。
「捨てにくいものを家に入れないで!!」
と何度言ったことか。

わが家は2年前に家を建てたのですが、その時に考えたのは収納はギリギリで作ること。
実家が広く、収納が多いことでモノが溢れがちだったので、収納を最初から少なくする方が私にはあっているかもと考えました。
不用品を処分しなくても、くらせてしまうというのも厄介です。
(掃除の時間もかかりますしね)

本当に大事なものだけに囲まれてくらすことで、頭の中もすっきりするような気がします。
「小さくくらす」「かろやかに生きる」ことを目指しています。

3・食事を作る時間は30分

私の家庭料理のイメージは、肉か魚・汁物・ごはん・サラダ・おかず、が基本形かとなんとなく思っていました。
でもわが家の家族は偏食一家。
私は生のトマトだけは遠慮していますが、あとはなんでもおいしくいただきます。
でもあとの3人はおでんは好きじゃないだの、シチューはおかずにならんだのと意見を申されることが多いので、全員が食べれそうなものをひたすらに回していく作戦で落ち着きました。
かわり映えもしないけど、案外サイクルがすぐきても文句はでませんでした。

私の調子のいい時だけチャレンジメニューを作ります。
食べてもらえないとメンタルにきますからね。
かつ冷凍できるおかずを作ることで、ちょっとおかずが足りないときに重宝します。

なので基本は土井善治先生の一汁一菜。
具だくさんの味噌汁にごはん。あとは肉か魚を焼くか揚げるか。
この汁物も2日分作ります。
生野菜のサラダはレタスやキャベツを50度洗いをして3日分は仕込みます。
こうすることで、肉か魚を加熱するだけの日が生まれます。
30分以上(煮込み時間は除く)手をかけないことを念頭に、やりすぎないよう気をつけています。

外国の食卓は同じものをシンプルな調理で食べるところが多いのに、なぜ日本人は時間をかけすぎてしまうのだろう、と疑問に思うこともあります。
昔は専業主婦のお母さんが家にいたからそれの名残かな。
でも今は共働きの方が多い時代です。
仕事に家事育児とやること多すぎです。

タスクのひとつひとつに時間をかけすぎないよう気をつけています。

4・さいごに

私の場合の対策を紹介してみました。

まずは時間とエネルギーの確保。
そしてライフプランをじっくり考え、家計管理をやってみようかなという人がひとりでも多くなったらいいなあと思います。
選択の自由を存分に楽しめるように。