資産運用したほうがいい理由

資産運用

今から30年ほど前は社会保険料の負担も軽く消費税も少なく、銀行にお金を預けておけば
ノーリスクで6%の高金利でお金が増えていきました。

ローリスクハイリターンが存在した時代です。
資産運用なんて考えなくても、貯金さえしておけばお金は増えていきました。

でも今私たちの時代は給与は増えにくく、社会保険料、税負担も増えていく一方で銀行に
預けても金利は0.001%。
増える見込みはほとんどありません。

でも世の中は少しづつ物価が上がっていくので、銀行に預けてもお金の価値は目減りして
いきます。
そして老後のあての年金も果たしていくらもらえるのかは、その時にならないと分かりません。

そんな中、日本政府は2022年に資産所得倍増プランを打ち出しました。
日本の家計金融資産約2,000兆円の54%の現預金を何とか経済を回す方へ、誘導したい考えです。

経済全体を活性化し、その恩恵を国民も受けることで所得を増やせるようにするためです。
日本全体が好循環に向かうきっかけになりそうな、いいプランだなと思います。

このプランを打ち出した年から、高校での金融教育の義務化もスタート。

「貯蓄から投資へ」

その背景もあり、2024年から始まる新NISAは神改正と言われるくらいすばらしい制度
になりました。
とはいえあくまで投資は投資。
リスクを正しく理解してからでないと手を出してはいけません。
最低限の勉強は必要ですが、使わないともったいない制度だと個人的には思います。

なぜなら資産運用をせずに老後の資金を自力で用意しようと思ったら、現役時代に労働を
増やして支出を減らすことで生活が大変になるからです。
(もともと所得が多い人・贈与や相続などがありお金に困らない人は、資産運用などしなくても
大丈夫な場合はありますが・・・・)

私は今のくらしを楽しみつつ、老後も子供たちに迷惑かけない程度の資金は用意したかった
のでつみたてNISAから始めました。

投資は、長期・分散・積み立て、の原則を守り、低コストの優良ファンドを見つけ、リターンを
求めすぎなければ、そこまで難しいものではないのかな、と思っています。
政府からはNISAやiDeCo、の箱は作ったから、ちゃんと使って自分の老後は何とかして
くださいね、と言われているような気がしています。

箱は用意してもらったので、あとは各個人が自分のライフプランをしっかり立てて、
自分の適正なリスク許容度を正しく判断しながら始めることが大切です。